👃
鼻カニューレ
1〜6 L/分
24〜44%
FiO₂
流量(L/分)FiO₂(目安)適応SpO₂
124%93〜95%
228%94〜96%
332%95〜97%
436%96〜98%
540%97〜99%
644%97〜99%
FiO₂範囲24〜44%
特徴・注意点
・会話・食事・飲水が可能で患者の負担が少ない
・6L/分超えてもFiO₂は上がらない(単純マスクへ変更)
・口呼吸だと実際のFiO₂は低下する
・鼻粘膜乾燥に注意(加湿器併用を考慮)
😷
単純酸素マスク
5〜10 L/分
35〜60%
FiO₂
流量(L/分)FiO₂(目安)適応SpO₂
535〜40%95〜97%
6〜740〜50%96〜98%
8〜1050〜60%97〜99%
FiO₂範囲35〜60%
特徴・注意点
・5L/分未満だとCO₂が貯留しやすいため使用しない
・呼吸に合わせてFiO₂が変動しやすい
・食事・会話時はマスクを外す必要あり
🫁
リザーバーマスク
6〜15 L/分
60〜90%+
FiO₂
流量(L/分)FiO₂(目安)適応SpO₂
660%96〜98%
870〜80%97〜99%
10〜1280〜90%97〜99%
1590〜95%+99〜100%
FiO₂範囲60〜95%
特徴・注意点
・高濃度酸素投与が必要な重症例に使用
・バッグが吸気時に完全につぶれないよう流量を調整
・バッグが膨らんでいることを常に確認
・CO₂貯留型慢性呼吸不全患者には慎重に使用
🎭
ベンチュリーマスク
正確なFiO₂管理
24〜50%
FiO₂(固定)
カラー/設定FiO₂必要流量
🔵 青24%2 L/分
⚪ 白28%4 L/分
🟠 オレンジ31%6 L/分
🟡 黄35%8 L/分
🔴 赤40%10 L/分
🟢 緑50%15 L/分
特徴・注意点
・FiO₂が正確に管理できる唯一のデバイス
・COPD・CO₂貯留型患者の酸素管理に最適
・ダイリューターのカラーと流量を必ず一致させる
・メーカーにより色が異なる場合あり。必ず本体記載の流量を確認
💨
ネーザルハイフロー(HFNC)
加温加湿・高流量
21〜100%
FiO₂(設定値)
流量(L/分)FiO₂特徴
20〜30設定値通り軽〜中等症
40〜50設定値通り中等〜重症
最大60最大100%重症・挿管回避
特徴・注意点
・FiO₂と流量を独立して設定できる
・加温加湿で快適・痰の喀出を促進
・軽度のPEEP効果あり
・SpF比(SpO₂/FiO₂)でROX indexによる挿管リスク評価が可能
・悪化時は速やかにNPPV・挿管へ移行
🔍 デバイス別 FiO₂ 早見表
デバイス 流量 FiO₂ 特徴
鼻カニューレ 1〜6 L 24〜44% 快適・軽症向け
単純マスク 5〜10 L 35〜60% 中等症向け
リザーバー 6〜15 L 60〜95% 重症・高濃度
ベンチュリー 2〜15 L 24〜50% FiO₂正確・COPD
HFNC 20〜60 L 21〜100% 加温加湿・重症
💡 デバイス選択の目安
SpO₂ 90〜93%未満 → 鼻カニューレ開始
改善なし or 5L超 → 単純マスクへ変更
さらに悪化 → リザーバーまたはHFNCへ
COPD疑い → ベンチュリーで正確なFiO₂管理
96〜100%
正常
通常の管理を継続。酸素投与中は過剰投与に注意
93〜95%
軽度低下・要注意
酸素投与開始を検討。鼻カニューレ1〜2L/分から。バイタル・呼吸状態を観察強化
90〜92%
低酸素血症
酸素投与を開始・増量。医師に報告。呼吸数・努力呼吸・意識を確認
88〜89%
高度低酸素血症
緊急対応。高流量酸素投与・医師即報告。急変準備
87%以下
生命危機
BLS準備・緊急コール。リザーバーマスク15L/分またはBVM換気。挿管準備
⚠️ COPD・慢性呼吸不全では目標SpO₂を88〜92%に設定することがある。患者ごとの目標値を医師に確認すること。
⚠️ CO₂貯留(高炭酸ガス血症)とは

COPD・慢性呼吸不全の患者は「低酸素を感知して呼吸する」ため、過剰な酸素投与で呼吸ドライブが低下しCO₂が貯留しやすい。
⚡ 症状・サイン
早期頭痛・眠気
集中力低下
あくびが多い
中等度意識障害
興奮・錯乱
温かく紅潮した皮膚
重度昏睡
呼吸停止
乳頭浮腫
血液ガス所見PaCO₂ >45mmHg
pH低下(呼吸性アシドーシス)
🎯 CO₂貯留患者への酸素投与
目標SpO₂は88〜92%に設定(過剰投与を避ける)
ベンチュリーマスクでFiO₂を正確に管理
鼻カニューレ使用時は1〜2L/分から開始
リザーバーマスクを安易に使用しない
SpO₂が95%以上になるまで増量しない