NPUAP/EPUAP(2019年)の国際的な褥瘡分類。タップしてケアポイントを確認。
圧迫を解除しても消えない発赤。黒色人種では変色・硬結・冷感として現れる。
真皮が露出した浅い潰瘍、または壊れていない水疱や破れた水疱として現れる。
創面の湿潤環境を保つ(ハイドロコロイドドレッシングなど)
皮下組織まで達する全層欠損。骨・腱・筋肉は露出していない。ポケット形成あり。
骨・腱・筋肉が露出または直接触知できる状態。骨髄炎を合併することがある。
表皮は正常に見えても皮下で壊死が進行。暗紫色・暗赤色の変色。急速に悪化する可能性あり。
経過観察を密に(24〜48時間で急激に悪化することあり)
スラフ(黄色・白色)やエスカー(黒色の壊死痂皮)により創底の組織損傷程度が判定できない。
乾燥した踵部のエスカーは除去しない(血行評価後に判断)
各項目を選択して褥瘡発生リスクを評価。合計スコアが低いほどリスクが高い(最低6点・最高23点)。
📊 判定基準
9点以下高リスク ─ 毎日評価・予防強化
10〜12点中リスク ─ 体圧分散・体位変換
13〜14点低リスク ─ 定期評価継続
15点以上リスクなし ─ 通常ケア
好発部位 ─ 体位別
耳介部
酸素チューブ・眼鏡による医療機器関連褥瘡に注意
顔面(頬・額)
腹臥位中は1〜2時間ごとに向きを変える
⚠️ 医療機器関連褥瘡(MDRPU)にも注意。酸素マスク・経鼻カヌラ・チューブ類・ギプス・圧迫包帯などが原因となる。
褥瘡予防・ケアの5原則
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除圧・体位変換
原則2時間ごとに体位変換。体圧分散マットレス使用時は延長可(患者状態による)。30°側臥位が仙骨部除圧に有効。
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スキンケア
皮膚の清潔・保湿を維持。失禁後は速やかに清拭。撥水クリームやバリア剤で湿潤刺激から保護。摩擦・ずれを最小化。
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栄養管理
高蛋白・高カロリー食。亜鉛・ビタミンC・アルギニンの補充を検討。Alb <3.0g/dLは高リスク。NSTへの依頼も考慮。
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創傷管理
湿潤環境を維持するドレッシング材を選択。感染時は抗菌ドレッシングへ変更。壊死組織のデブリードマンは医師と相談。
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アセスメントと記録
ブレーデンスケールで定期評価。創の大きさ・深さ・滲出液・臭気・感染徴候を記録。DESIGNスケールで創傷評価も有用。
💡 発赤部のマッサージは禁忌。組織への機械的刺激が損傷を悪化させる。